激変する地球環境
今、地球規模で気候変動が著しくなり、後戻りのできない段階に差し掛かっています。それは、海においても同じことが言えます。100年前いや50年前から比べても比較にならないほど、その様相は変化しています。海水温の上昇、それにともなう海から水揚げされる魚種の変化、そしてその最も大きなのが海の砂漠化です。いわゆる『磯焼け』です。それは、単に海藻が成育しなくなったということだけではなく、魚介類の棲息環境の破壊、海洋における二酸化炭素の収集能力、しいては本来有していた地球環境のバランスメーカーとしての機能をも損なうこととなっています。
今こそ、進めよう!カーボンニュートラル
深刻化する地球温暖化。それは顕著にかつ深刻に広が地続けています。
私たちは、その異変に真摯に向かい合うことから始めます。特に海の異変に対して注目してみます。明らかに上昇を続ける海水温。それも当初の海表面の温度上昇にとどまることなく、1m以下の水深の海水温までもが上昇し始めています。その意味するところは、海表面の下の海水が冷えていれば、しけの時に上下にかき回されることにより、ラジエター効果がみられていたのが、このままでは相当の巨大台風の襲来でも海水温が低下することはなくなりつつあります。それは、海洋生物にとっては想像を絶する大きな影響になります。海洋生物にとっての温度上昇は、人間が感じる温度上昇1℃がその10倍にもあたると研究者は警鐘を鳴らしています。
今できることから
私たちにとって、その状況を指を咥えて見守っている暇はありません。それがたとえどんな小さな試みだとしても、動き出すべきだと考えています。
私たちは、挑戦し続けます。豊かな海が甦るまで。